ログイン方法
まず、ログインするには本体にシリアルポートにケーブル(クロス)を接続しましょう。
はじめは
Password:
と表示されると思います。デフォルトはパスワードなしとなっていますのでそのままエンターを押しましょう。
ログインが成功すると以下のような画面が表示されます。
RTX1000 BootROM Ver. 1.04
RTX1000 Rev.7.01.29 (Tue Nov 11 11:42:19 2003)
Copyright (c) 1994-2003 Yamaha Corporation.
Copyright (c) 1991-1997 Regents of the University of California.
Copyright (c) 1995-1996 Jean-loup Gailly and Mark Adler.
Copyright (c) 1998-2000 Tokyo Institute of Technology.
Copyright (c) 2000 Japan Advanced Institute of Science and Technology,
HOKURIKU.
Copyright (c) 2002 RSA Security Inc. All rights reserved.
00:a0:de:17:64:99, 00:a0:de:17:64:9a, 00:a0:de:17:64:9b
Memory 16Mbytes, 3LAN, 1BRI
>
これで 一般者モードとしてのログインはできました。
一般的にルータは一般者モード、管理者モードが存在します。Linuxでもおなじですが区別の方法は先頭のプロンプトが
> 一般モード
# 管理者モード
となります。
設定は管理者モードでしかできませんし、Linuxとおなじですね。
管理者モードへの切り替えは
> administrator
Password:
#
同じくデフォルトではパスワードなしなのでそのまま、エンターで管理者モードへ切り替わります。
先頭に#がつきましたね。Linuxでいうroot権限みたいなものです。
パスワードの変更
デフォルトの状態ではパスワードの設定がありませんので誰でも容易に設定が出来てしまいます。
まずは、パスワードを変更しておきましょう。
(1) ログインパスワードの変更
# login password
Old_Password: 現在のパスワード入力
New_Password: 設定するパスワード入力
New_Password: パスワード再入力
これでログインパスワードの変更が完了しました。
(2) 管理者パスワードの変更
# administrator password
Old_Password: 現在のパスワード入力
New_Password: 設定するパスワード入力
New_Password: パスワード再入力
これで管理者パスワードの変更が完了しました。
設定の保存
パスワードの変更をしましたが保存をしないと意味がありません。
新しい設定をしたら必ず保存しましょう。保存は以下のコマンドでできます。
# save
Z[u... CONFIG0
坑
これでセーブが出来ます。そのままですね。
ん???文字化けしていることにきづきませんか?
デフォルトの文字コードはSJISのためLinuxを利用している方はEUCの設定の方が多いと思います。
本来なら
セーブ中... CONFIG0 終了
と表示されるところが文字化けしてしまいます。
TeraTermの設定をSJISにすれば良いだけのことですが、私は表示される文字コードも変更しました。
変更方法は以下の通りです。
# console character euc
# save
セーブ中... CONFIG0 終了
これでEUCで表示されるようになりました。(^^;
コンフィグの確認
設定したコンフィグを確認するには
# show config
とコマンドを打つだけです。
ずらーっと入力したコマンド一覧が表示されます。
工場出荷状態へ戻す
初めての設定はいろいろと難しいものです。
なんだかよく分からなくなったときに利用するのがフォーマット(工場出荷状態)です。
管理者モードで以下のコマンドを入力すれば幸せになれます。
# cold start
Password:
パスワードは管理者のパスワードを入力してください。
すぐに再起動がはじまり、再起動後はまっさらな状態になってるはずです。
最後に
とりあえず、これらのコマンドは覚えておきましょう。
また、Linuxと同じようにTabキーで途中まで入力した文字と合致するものを自動的に補完してくれる機能と、↑↓キーで入力したコマンドのヒストリー機能もあります。
分からなくなれば?を入力すれば書式もでますし、試行錯誤で何とかなったりします。
これで基本操作の説明は終了です。